Handshake AIは実在する会社で、契約者にはStripe経由で毎週報酬を支払っているそうです。問題は、誰が参加できるかです。アメリカの就労資格とSSNまたはITINが必要で、アメリカ国外は招待制だとHandshakeは説明しています。
「Handshake AI 怪しい?」と検索する方の多くは、アメリカ国外に住んでいますよね。その場合の答えは、本物だけれど、おそらく応募できない、です。このガイドでは、その理由と、参加できる人にとっての報酬や不満の実態、そして代わりに試せるプラットフォームを紹介します。
結論から
- 詐欺ですか? その兆候はありません。Handshakeの利用規約には、契約主体としてHandshakeの名前で事業を行うStryder Corp.と書かれていて、規約の最終更新は2026年8月20日です。Handshakeによると、フェローはAIラボではなくHandshakeが直接契約して報酬を支払います。
- アメリカ国外から参加できますか? Handshakeは「国外のフェローについて:参加は現在招待制です」としています。フェローシップのページには、アメリカ在住であることが必要と書かれています。
- 報酬はいいですか? 掲載されている金額は、見た目では高めです。ただ、時間の上限、無給のオンボーディング、レビュー後の減額で、実際の受取額は減ることがあります。
- 参加できないときは? もっと多くの地域から応募できるプラットフォームがいくつかあります。後述の「参加できないときに代わりに試せるプラットフォーム」を見てください。
このガイドのHandshakeに関する内容は、Handshake自身のページとニュース報道に基づいています。Handshakeの説明を独立した情報源で確かめることはできませんでした。そのため、あえて「Handshakeによると」と書いています。
Handshake AIとは
Handshake AIは、Handshakeの中にある独立した取り組みです。Handshakeは、作業をする人たちを「フェロー」と呼んでいます。奨学金や学校のプログラムのように聞こえますが、Handshakeによると、フェローは全員が1099の個人事業主として採用されます。学術的な意味のフェローシップではなく、単発仕事(ギグワーク)です。
Handshakeによると、仕事の内容は、AIが生成したコンテンツのレビューと編集、データセットへのアノテーション、モデルの出力に対する改善案の提案などです。プロジェクトへの割り当ては、本人の希望ではなく、経歴とプロジェクトの需要で決まるとHandshakeは説明しています。
パートナー向けFAQでは、仕事はパートタイムで、リモートかつ非同期だとされています。フェローは自分でスケジュールを決められ、週5〜20時間が目安で、プロジェクトの期間は2週間から3か月以上までです。また、多くの職種では大学院レベルの専門性(修士、博士、ポスドク)が求められるとも書かれています。最低年齢は18歳か、お住まいの地域の成人年齢のどちらか高いほうです。
フェローシップのページには、累計支払額5億ドル以上、フェロー18万8,000人以上という数字が載っています。これは会社のマーケティング上の数字で、私たちは確認していません。
参加できる人
Handshakeのヘルプセンターは、アメリカ在住者に2つの条件を挙げています。SSNまたはITINと、Handshakeが対応できるアメリカの有効な就労資格です。Handshakeは雇用関係ではなく業務委託の形をとっているため、対応するビザの種類と対応しない種類があります。
| ステータス | Handshakeの説明 |
|---|---|
| アメリカ市民、永住権(グリーンカード)保持者 | 対応 |
| CPTまたはOPTのF-1学生 | 対応(学校の指定学校担当官(DSO)の承認が必要) |
| 就労許可証(EAD)のあるH-4、L-2、DACA、難民、庇護申請者・庇護認定者、TPS | 対応 |
| STEM OPT延長中のF-1 | 非対応 |
| J-1、H-1B、TN | 非対応 |
| EADのないH-4 | 非対応 |
| アメリカ国外すべて | 招待制 |
1点だけ、Handshakeのページ同士が食い違っています。プログラム紹介の記事では、有効な就労・研修資格の例としてJ-1とH-1Bが挙がっています。一方、参加資格の記事では、この2つは非対応です。参加資格の記事のほうが具体的ですが、どちらを頼りにするにしても、最新のページを確認しておきましょう。
Handshakeは、国外のフェロー向けの対象国の一覧を公開していません。ただ、国ごとの招待制プロジェクトを実施したことはあります。たとえば、Handshakeの求人を転載しているジョブボードには、2026年7月4日付のインドの「AI Trainer」の求人があり、招待制のプロジェクトで、すでに終了と書かれていました。韓国を名指ししているHandshakeのページは見つかりませんでした。韓国在住者が応募できる窓口も、私たちは把握していません。
Handshakeは、位置情報を隠すツールも禁止しています。ヘルプセンターには、VPN、プロキシ、リモートデスクトップツールなど、位置情報を隠すツールは使えないと書かれています。
参加までの流れ
資格がある人向けに、Handshakeは次のような手順を示しています。
- Handshakeにログインするかアカウントを作成し、電話番号を認証します。
- アメリカの就労資格について聞かれる質問に答えます。
- 履歴書をPDFでアップロードします(50 MB以内)。
- 利用規約、プライバシーポリシー、業務委託契約書に同意します。
- 本人確認と報酬の受け取り設定を済ませます。Handshakeによると、プロジェクトの作業を始める前に、この2つが必須です。
応募しても、プロジェクトに入れるとは限りません。Handshakeによると、プロジェクトはパートナーの需要に合わせて順次始まるため、招待が届く時期は決まっていません。プロジェクトによっては、身元調査もあります。Handshakeによると、本人確認にはPersona、アメリカではYardstik、アメリカ国外のフェローにはCheckrを使い、結果は通常7日以内に届きます。
報酬:2026年10月25日に確認した内容
2026年10月25日、Handshakeのフェローシップのページには、人気の職種と報酬が載っていました。AI評価の職種は「最大$17/時」、ゲーム開発者や回路基板ツールの職種は「最大$125/時」です。同じ日、教育機関パートナー向けFAQには、時給は$30〜$125で、学歴、専門性、プロジェクトによって決まると書かれていました。
この2つのページは一致していませんし、数字は掲載とともに入れ替わります。上限として宣伝されている金額と考え、収入の計画に使うのは避けましょう。
Handshakeは、報酬の仕組みを4つ挙げています。時給制、タスク単価制、ハイブリッド、段階的なタスク単価制です。押さえておきたい点は2つあります。
- Handshakeによると、時給制のプロジェクトにはすべて、タスクごとの最大時間の上限があります。実際にかかった時間に関係なく、その上限までしか支払われません。
- タスク単価制のプロジェクトでは、Handshakeによると、「Ready to Deliver」に届かなかったタスクには、タスク単価が支払われません。
無給になる時間
フェロー向けのページには、オンボーディングにかけた時間は、プロジェクト条件に書かれていない限り無給だとあります。任意参加の会議、Slackやコミュニティでの時間、技術的な問題で失った時間も、支払いの対象外とされています。一方、教育機関パートナー向けFAQには、プロジェクトのオンボーディングの時間にも報酬が支払われるとあります。ページ同士が食い違っているので、無給の時間を使う前に、プロジェクトごとのプロジェクト条件(Project Terms)を読んでおきましょう。
報酬の受け取り方
Handshakeによると、報酬の支払いにはStripeを使い、最初のタスクのあとに受け取り情報を設定します。対象は月曜から日曜(太平洋時間)の1週間分で、通常は水曜の午後までに決済パートナーへ送られます。引き出せる状態になるまで約48時間かかることがあります。
最終的な報酬は、作業内容を確認したあとにHandshakeが確定した金額で決まります。Handshakeによると、レビューのあとに減額されることがあります。たとえば、記録した時間と作業内容が合わない場合、時間の上限がある場合、無効なタスクや重複したタスクがある場合です。修正でその週がマイナスになったときは、残りの金額が次回の支払いに繰り越されて差し引かれます。
よくある不満
Handshake自身の「期待されること」のページには、プロジェクトはパートナーラボの都合で、短い予告で始まったり、一時停止したり、終了したりすることがあると書かれています。基準を満たさないとフェローが外されることがあり、ガイドラインに反した作業には報酬が支払われない場合があるとも書かれています。
公に出ている報道で最も深刻なのは、Business Insiderの記事です。2026年3月、Business Insiderは、OpenAIのプロジェクトに参加していた契約者5人が、12月下旬から1月にかけて停止され、そのうち4人が報酬を受け取っていないと話していると報じました。この報道によると、Handshakeが挙げた理由には、資格情報の食い違い、基準の3〜4倍かかった作業時間、アメリカ国外からの作業がありました。また、10月に決着した裁判で、6,475ドルの支払いが命じられたとも報じています。Handshakeはコメントを控えました。私たちは転載版でこの記事を読んだため、下の出典には転載版へのリンクを載せています。
レビューサイトでも、同じような不満が出ています。確認した時点で、Trustpilotのjoinhandshake.comのページは、29件のレビューで星1.8でした。最初のページに出ているレビューの多くは、Handshake AIの仕事について書いた人のもので、報酬の減額、アカウントの削除、プロジェクトがないという不満が並んでいます。ほぼすべての仕事がアメリカ限定だという声もありました。さらにTrustpilotは、会社が最近レビューの依頼をしていないため、このスコアは実態を表していない可能性があるとも注記していました。
報告されているリスクは、最初のプロジェクトまでの長い待ち時間、レビュー後に減る報酬、無給の準備時間、報酬をめぐる争いを抱えたままプロジェクトから外されることです。これらは、会社が報酬を払わないという意味ではありません。ただ、給料ではなく副収入として考えたほうがよい理由にはなります。
Handshakeの名前を使った詐欺
Handshake AIは参加が難しいため、Handshakeの採用担当を名乗る偽物が出やすく、アメリカ国外の人は狙われやすいんです。Handshakeのヘルプセンターには、次のように書かれています。
- 音声メッセージやWhatsAppのメッセージは送りません。2026年5月4日からテキストメッセージでの連絡も始めましたが、Handshakeのテキスト通知に登録した人にだけ送ります。
- 公式のメールは、
ai.joinhandshake.comを含むjoinhandshake.comのアドレスから届きます。 - 機密情報を入力する場所は2か所だけです。本人確認のPersonaと、支払いと税務情報のStripeです。
- 無料のGmailアドレスから連絡してくる偽の採用担当は、詐欺の手口として名前が挙がっています。
WhatsAppや、Gmailのアドレスから、Handshake AIの仕事を持ちかけられたら、詐欺だと考えてください。
アメリカの税金:非居住フェローへの30%源泉徴収
税務について、Handshakeはアメリカ人にはW-9、アメリカ以外の人にはW-8BENの提出を求めています。Handshakeによると、アメリカの税法により、アメリカ非居住の納税者に分類される個人への支払いには、30%の源泉徴収が必要です。また、アメリカ国外で作業し、その旨をHandshakeに申告している場合は、報酬は源泉徴収の対象外になるとも説明しています。源泉徴収がいつから始まったのかは、確認できる情報がありませんでした。
これは会社の説明であり、税務アドバイスではありません。Handshakeの「アメリカ国内で作業する」というルールは、アメリカ在住で出張や旅行をするフェローを想定して書かれていて、国外での作業は事前の書面による承認があれば認められます。免除の対象は、アメリカ国外で行い、Handshakeに申告した作業です。ご自身にも当てはまると決めつけないでください。Handshakeに書面で問い合わせ、税務の専門家にも確認しておきましょう。
招待されていて韓国に住んでいる場合
この項目は、Handshakeから招待された場合、または韓国から作業することをHandshakeが書面で承認した場合だけが対象です。Handshakeによると、国外で働くには事前の書面による承認が必要です。
ビザ。 出入国管理法(출입국관리법)第20条により、韓国にいる外国人が在留資格の範囲外の活動をするには、法務部長官の事前の許可が必要です。これを在留資格外活動許可(체류자격외활동허가)といいます。D-2またはD-4ビザの留学生は、事前にこの許可を得ていない限り、報酬のある仕事ができません。外国の会社のためのリモートワークはグレーゾーンです。慎重に考えるなら、在留資格の範囲外の活動にあたると見ておくのが安全です。出入国外国人総合案内センター(1345、英語対応あり)に電話して、仕事の内容を具体的に伝えてください。
韓国の税金。 所得税法(소득세법)第3条により、過去10年間の韓国内の住所または居所が5年以下の外国人居住者は、国外源泉所得のうち、韓国内で支払われた分と韓国内に送金された分だけが課税対象になります。ただ、韓国内で実際に行った作業の報酬が国外源泉所得にあたるかどうかは、はっきりしていません。韓国内で行った作業は、支払う側がどこであっても韓国の所得とみなされる可能性があります。これを確定させる一次情報は見つかりませんでした。アメリカの口座に入ったお金だから非課税、と決めつけないでください。国税庁か税務の専門家に確認しましょう。
参加できないときに代わりに試せるプラットフォーム
韓国に住んでいて招待もない場合は、応募を受け付けているところに申し込むほうが現実的です。Seoulstartでは、複数のAIトレーニングプラットフォームの募集中の職種を、AIトレーニング求人ボードにまとめています。まず見てみたいのは次の3つです。
- micro1。 micro1は本物?を読んでから、micro1の求人ボードで現在の職種を見てみましょう。
- Mercor。 Mercorのレビューでは、AIによるビデオ面接と、トラックごとの報酬を取り上げています。現在の職種はMercorの求人ボードにあります。
- Outlier。 Outlier AIは本物?で、不満の内容と報酬を説明しています。募集中のプロジェクトはOutlierの求人ボードにあります。
専門分野の大学院の学位をお持ちなら、Mindriftは本物?も見ておく価値があります。プラットフォームごとに対象国のルールが違うので、評価テストに時間をかける前に、各職種の参加条件を確認しましょう。まとめて比べたいときは、AIトレーニング求人ボードに戻ってください。
応募したほうがいい?
Handshake AIが向いているのは、次のような方です。
- アメリカに住んでいて、Handshakeが対応する就労資格とSSNまたはITINがある。
- 大学院レベルの資格がある(Handshakeによると、多くの職種で必要です)。
- 収入が変動する副収入として考えられて、プロジェクトごとにプロジェクト条件を読める。
今のところ見送ったほうがいいのは、次のような方です。
- アメリカ国外に住んでいて、招待がない。
- Handshakeが非対応としているビザで滞在している。
- 最初の週から、安定した勤務時間が必要。
FAQ
Handshake AIは本物ですか?
会社としては本物です。Handshake AIを運営しているのはHandshakeの名前で事業を行うStryder Corp.で、Handshakeによると、フェローにはStripe経由で毎週報酬を支払っています。多くの方にとって問題になるのは詐欺ではなく、参加資格です。Handshakeによると、アメリカの就労資格とSSNまたはITINが必要で、国外からの参加は招待制です。
アメリカ国外からHandshake AIに参加できますか?
招待された場合だけです。Handshakeによると、国外のフェローの参加は現在招待制で、対象国の一覧も公開していません。フェローシップのページには、アメリカ在住であることが必要と書かれています。ご自身のメールにjoinhandshake.comのアドレスからの招待が見当たらなければ、応募はできないと考えておきましょう。
Handshake AIの報酬はいくらですか?
2026年10月25日時点で、Handshakeのフェローシップのページには、人気の職種として時給最大$17から最大$125までが載っていました。パートナー向けFAQでは$30から$125です。これらは会社が公表している掲載上の金額で、掲載とともに入れ替わります。実際の報酬はプロジェクトによって決まり、時給制のプロジェクトにはタスクごとの時間の上限があるとHandshakeは説明しています。
Handshake AIの報酬はどのくらいの頻度で支払われますか?
Handshakeによると、月曜から日曜までの1週間分の報酬を、翌週水曜の午後までにStripe経由で決済パートナーに送ります。引き出せるようになるまで約48時間かかることがあります。また、最終的な報酬は作業内容を確認したあとにHandshakeが確定した金額で決まるとのことです。
Handshake AIでよくある不満は何ですか?
2026年3月、Business Insiderは、OpenAIのプロジェクトに参加していた一部の契約者が外され、報酬が支払われていないと話していると報じました。Handshakeはコメントを控えています。ほかにも、プロジェクトが始まるまでの待ち時間、無給のオンボーディングや会議、タスクごとの時間の上限といった声があります。これらは報告された体験談であり、決まりではありません。
Handshake AIはアメリカ国外のフェローから税金を源泉徴収しますか?
Handshakeによると、アメリカ非居住の納税者への支払いには30%のアメリカ源泉徴収を適用します。アメリカ国外で作業し、その旨をHandshakeに申告している場合は免除されるとも説明しています。頼りにする前に、Handshakeと税務の専門家に確認しておきましょう。
韓国でHandshake AIの仕事をしてもいいですか?
招待されている場合だけで、始める前に作業場所が認められているかを確認する必要があります。Handshakeによると、国外で働くには事前の書面による承認が必要です。韓国側では、ビザで認められた活動の範囲外で報酬のある仕事をするには、事前の許可が必要です。1345に電話して、状況を伝えてみてください。
